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中央銀行を潰した男と世界の投資家に勝った中央銀行

中央銀行を潰した男と世界の投資家に勝った中央銀行

皆さんも「中央銀行」という言葉は何度か聞いたことがあるはずです。
代表的なものは、日本銀行、イングランド銀行、スイス銀行など。こういった名前をニュースや新聞などで目にする機会は多いと思います。

中央銀行を簡単に説明すると、国家や特定の地域における金融機構の中核となる機関のことをいいます。銀行券を独占して発行することを許され、金融機関から預金を預かったり、資金を貸し出したりすることから「銀行の銀行」とも呼ばれています。

他にも、金利の引き上げや引き下げを行ったり、時には為替市場に介入して自国通貨の為替レートを維持させたりもします。単純にお金を発行したり、移動したりするだけの機関ではないのですね。

このように中央銀行の機能を確認して見るだけでも、どれだけ国の中で経済に大きく関わってくる重要な機関であるか、分かりますね。

各国がそれぞれの中央銀行を持っているわけですが、今回のお話は日本とイギリスの中央銀行を中心にお伝えします。

まず最初は、イギリスの中央銀行であるイングランド銀行と一人の投資家について見ていくことにしましょう。

ジョージ・ソロスVSイングランド銀行

あなたは、ジョージ・ソロスという人物をご存知でしょうか?
純資産270億ドルともいわれている一流の投資家です。

なぜそこまで大きな資産を手にすることができたのか。また、彼がなぜその名を世間に知られることになったのか。その要因のひとつに、ジョージ・ソロスがイングランド銀行を相手に勝負を仕掛け、みごと勝利したことにあります。

そのことから、彼を「イングランド銀行を潰した男」と多くの人はそう呼び、讃えています。

もちろん潰したといっても、銀行の建物そのものを潰したり、銀行を破綻させたりしたわけではありません。しかし、それに匹敵するほどジョージ・ソロスはイギリスの中央銀行に対して、とてもつもない偉業をやり遂げたのです。

お話を始める前に、ジョージ・ソロスが一体どんな人物なのか。
まずは、そこから見ていきましょう。

ジョージ・ソロスは1930年、ハンガリーのブタペストに住むハンガリー系ユダヤ人の家庭に生まれます。
1936年に、反ユダヤ主義の広まりに危機感を持ち、ユダヤ人に多い名前であったシュバルツという名前をソロスに変えます。

1946年、第二次世界大戦の影響で、ソ連に占領されたハンガリーから離れてイギリスに渡ります。
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに入学するものの、学費と生活は自力で稼ぐしかなく、昼夜問わず働き続けていたために、学費を払う度に無一文になることもよくあったそうです。そんな苦難を乗り越え、ジョージ・ソロスは1952年に卒業することができました。

世界的投資家でも、過去には非常に苦労していたということが分かりますね。
 
そして1969年、ジム・ロジャーズと共にクオンタム・ファンドを立ち上げます。
このファンドは平均の収益率を35%上回るという運用成績を上げ、世界にその名前を轟かせました。

そんな略歴を持っているジョージ・ソロスが、冒頭にお伝えしたような「イングランド銀行を潰した男」と呼ばれるようになったのは、なぜでしょうか? 続いては、本題に入りましょう。

時代は1992年。
当時のイギリスは10%近くまで失業率が上昇し、景気は大きく後退し不景気真っ只中でした。
この頃のイギリスはEMS(欧州通貨制度)に参加しており、2通貨間の相場を±2.25%の範囲内に抑える固定相場制を導入していました。もちろん、固定された相場を維持するために市場介入をしなくてはいけない状況でした。

そんなイギリスの状況に目をつけたのが、ジョージ・ソロス氏でした。
彼はその固定相場制を利用し、ポンド売りを仕掛けたのです。

それによって変動制限ライン±2.25%を超えたことにより、イングランド銀行がポンド買いの市場介入を行います。このチャンスをジョージ・ソロスは狙っていたのです。

イングランド銀行はさらに巨額の資金を投じ、ポンド買いを開始。ジョージ・ソロスに対抗します。
しかしポンド売りの勢いは凄まじく、他のヘッジファンドや投資家たちもジョージ・ソロスに追随しました。

さらにイングランド銀行は、政策金利を最大15%に引き上げるなどの策を打ちながら必死に抵抗しますが、努力も虚しくついに資金が底をつき、白旗を上げました。

この時にジョージ・ソロスは、10億~20億ドルの利益を得たといわれています。

そして、この日の出来事は「暗黒の水曜日」と呼ばれるようになります。
またEMSからイングランド銀行は離脱し、テキスト変動相場制を導入するに至りました。

このことから中央銀行に勝利した男として、ジョージ・ソロス氏は現在まで語り継がれています。

世界中のヘッジファンドを潰した日銀砲

日銀砲について

ここまで、市場介入を行った中央銀行に対して勝負を挑み、見事勝利を収めたジョージ・ソロスのお話をしてきました。続いては、日本に焦点を当ててみましょう。

今回の主人公は投資家ではなく、日本銀行になります。
日本の中央銀行として機能している、日銀とも略されるお馴染み「日本銀行」です。

日本は製造業の国だということはご存知かと思います。
円高ドル安になってしまうと海外でいくら稼いでも儲けが少なくなりますので、円安の方が日本経済には有利なわけです。

それでは本題に移りましょう。

2004年、日本政府による大規模な市場介入がありました。

前年の8月頃からイラク情勢の影響により、円高傾向にあった日本に対して投資ファンドは「日本政府がいくら介入しても、1ドル=100円を超す円高になる」と考えて、世界中から資金を集めて円買いを開始します。

この影響で、1ドル117円前後の円相場(為替)は105円まで下がりました。
このままでは日本の輸出関連企業と 下請け中小零細が総倒れになってしまう危険があります。
なぜなら、日本は製造業の国とも呼ばれることがあるほど輸出を多く行う国であり、円安のほうが日本経済にとって有利な状況だったためです。

この事態を重く見た日本政府は、ここで市場介入を踏み切ることを決断します。

日銀による市場介入
通称「日銀砲」の許可を出したのが、当時財務大臣だった谷垣禎一氏、立案と主導は財務官だった溝口善兵衛氏だったといわれています。

大きな市場介入になってしまうため、日銀砲をいきなりやると金融版パールハーバーになってしまい、国際摩擦にまで発展する恐れがありました。
しかし、谷垣氏は事前にアメリカ及びその他の国務関係者へ根回し的連絡をしておきました。

結果として、この功を奏し、国際摩擦は起きずに済みました。

そして、ついに日銀砲が放たれます。
その市場介入の凄まじさは、現在も語りぐさとなっており、『谷垣日銀砲』と呼ばれるほどです。

なぜそこまで日銀砲が大きな話題を呼んだのか。
それは、1分ごとに10億円のドル買いを果てしなく続けるというものだったからです。
しかも投資家やヘッジファンドが円買いを諦めるまで続けるという途方も無いものでした。

それを行うためには一日に1兆円以上もの資金が必要であり、当初の資金は30兆円も用意されていたそうです。
さらに、それが尽きた場合のために財務省が保有している200兆円もの米国債を売って資金を用意したとされています。

そこまでして挑んだその攻防は35日間も続き、ついに日銀砲の圧倒的火力の前に、次々と投資家やヘッジファンドは為す術もなく駆逐されていき、最後には白旗を上げることになりました。

ついに、日銀は勝利を収め、日本の多くの企業は救われたのです。

一方でこの結果によって、アメリカのヘッジファンドが2,000社倒産し、行方不明になったり自殺したりした人も大量出したとまでいわれています。
まさに、金融戦争といえたかもしれません。

最後に

今回の中央銀行を軸としてお届けしてきた内容は、いかがでしょうか。

どちらの出来事も、市場介入を行ったという一言で済ませてしまえば同じものですが、その結果として訪れた未来は、とても対照的な2つの物語でしたね。

これからトレードをする際には、トレーダーや機関投資家だけでなく、時には市場介入という大きな力も働くのだということをしっかり把握していきましょう。
そこからチャンスをものにしたり、危機を逃れたりするような能力をつけることができれば、より効果的に稼げるトレーダーにまた一歩近づくはずです。

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