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115円の壁、トランプ・シーリング

115円の壁、トランプ・シーリング

こんにちは、北田です。

先週金曜日は、とうとう115円を上回りましたね。

今週行われるFOMCでの利上げの期待感、そして先週発表された雇用統計の期待感から上昇したのではないかと思われます。

しかし雇用統計では、失業率は低下非農業部門雇用者数は予想を上回りましたが、平均時給は予想を下回り、その後再度114円台へと下げて週を終えました。

週末の利益確定売り、そして賃金が予想を下回った結果によるものと思われますが、115円という水準が意識されての反発も幾分あるように思います。

「ベンツェン・シーリング」と「トランプ・シーリング」

さてこの115円という数字ですが、1月27日以降超えることができなかった数字であり、「トランプ・シーリング」なのではないかとも言われていました。

トランプ・シーリングとは、現在アメリカが通貨安競争を批判し、過度な円安をけん制しておりますが、その円安の上限となる具体的なレートの意味です。

これは「ベンツェン・シーリング」という1993年以降のクリントン政権下で日米貿易不均衡への対策としてその当時の財務長官の名を使って113.60を上限としたドル安円高政策をしたものになぞられて言われているものです。

実は当時のバックグラウンドと現在の状況が非常に似ている部分もある為、このように言われている要因でもあります。

当時はその政策により、113.60という水準が上限として大きく意識され、その後1995年にはドル円は80円台を割る程の水準にまで円高が進んでいきました。

当時はこのように円安けん制されておりましたが、その時代背景として、ちょうど自由貿易協定のNAFTAが批准され、それによりアメリカは「賃金が上がり、雇用が増える」と言われていました。

しかし、実際には雇用は増えるどころか減ってしまい、そして賃金も増えることはありませんでした。

現在同じく自由貿易協定であるTPPがまさに批准されようというところで、トランプ大統領は撤退することを決めました。

また当時と同様に、現在アメリカは自国通貨安競争に対して批判しており、ドル高けん制を、政策としてではなく、現段階では発言等でしているような状態です。

値崩れに要注意

このように、「ベンツェン・シーリング」が敷かれた当時と現在で状況がいくつか似ているわけですが、そんな中で、先月麻生財務大臣が「円相場はまだ120円にはいっていないので、円安と言われる覚えはない」という発言をしました。

これはペンス米副大統領との会談で、120円までならドル高を容認するような話があったのではないかと言われています。

ただ直近の相場では、中々115円という水準を超えることができずにいましたので、もしかしたら120円ではなく115円までがアメリカに容認された水準なのではないかという噂もありました。

このように実際のレートと主要人の発言等を手掛かりに、アメリカ側から許容された水準、いわゆる「トランプ・シーリング」というものが手探り状態で模索されていました。

そして今週3月17~18日G20財務大臣・中央銀行総裁会議が開かれ、そこで初めて出席するムニューチン米財務長官が、自国通貨安は容認しないというようなメッセージを出すのではないかと言われています。

そこでまたこの「トランプ・シーリング」の水準の手がかりが一つ増えることになりそうです。

今週は、前回お伝えした通り、FOMC、オランダ議会選挙が行われ、そしてアメリカの債務上限引き上げ期限が到来します。

さらに、スイス中銀政策金利発表、英中銀政策金利発表、日銀金融政策決定会合も今週行われる予定です。

それぞれの結果によって大きく為替変動が生じる可能性が大きいですが、仮にさらなるドル高となった場合、いつどの水準で「トランプ・シーリング」に到達、そして発動されるか分かりませんので、特に買いエントリーをする際は気をつける必要があります。

「トランプ・シーリング」に到達した途端、バックグラウンドの利上げや政策に関係なく、いわゆるナイアガラの滝のように値崩れする可能性もあるということを念頭に、トレードする必要があります。

以上何か参考になれば幸いです。

最後に

現在私はアジアやアフリカの貧困解決のために、社会起業家としても活動しており、貧困問題を解決するという夢を持っています。

そして、日本から成功するトレーダーを輩出し、一緒に貧困問題を解決する仲間を増やしていきたいという考えのもと、
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この記事を書いた人のプロフィール

kitada

北田夏己

トレンド・レンジの両方から利益を上げる「ダブルロジック」を開発し、あらゆる場面をお金に変える相場の魔術師。年間5000万円の利益を、安定的に上げ続け、トレーダー界では伝説的な存在として知られている。

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