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第8回 RSI ~その1~

第8回 RSI ~その1~

今回のテーマは、オシレーター系指標の代表格、“RSI”。オシレーター系と言えばこれ!というほど名の知れたものであり、幅広いトレーダーの方に使用されていますよね。今回から数回に分けて解説したいと思いますが、今回は概要編です。実戦で役に立つ活用方法ではありませんが、実戦で活用するまでに知っておきたい知識が身につけられることと思いますので、ぜひしっかりお読みください。

RSIについて

1987年、J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア氏によって考案されたRSIが発表されました。彼はテクニカル分析の業界では指標の開発者として有名で、RSIの他、DMIやピポット、パラボリックも考案しています。RSIとは、Relative Strength Indexの頭文字からその名が付けられていますが、日本語に直すと「相対力指数」という意味です。簡単に言えば、現在の価格が相対的に強弱のどちらに傾いているのかということを表しています。オシレーター系指標では主に、一定期間における市場の水準の買われ過ぎや売られ過ぎを察知しますが、以前このコーナーで解説したストキャスティクスが終値によりそれを判断するのに対し、RSIは価格の上げ幅と下げ幅に着目し、上下動の力関係を示します。

RSIの歴史は比較的浅いですが、それより以前にもRSIに似た発想の指標がありました。それは、サイコロジカルラインです。サイコロジカルラインは、10日の間で価格が上昇した日数と下落した日数から、買い方と売り方どちらが強いのかを判断します。例えば6日上昇し、4日下落した場合は、単純に買い方が強いと判断するということになります。しかしながら、お気付きかもしれませんがこれではウィークポイントがすぐに見つかります。6日上昇していたとしても1日あたりの上昇幅が10pipsであった場合、合計60pips。一方で下落していた4日が、1日あたり50pipsの下落幅があったとなれば、合計200pipsということになります。これで本当に、買い方が強いと言えるのかとなれば、大きな疑問が挙ります。
そこで、このウィークポイントを克服すべく立ち上がったのがワイルダー氏であり、開発されたのがこのRSIだったというわけです。

図1

USDJPY_D

計算式をご覧になってお分かりの通り、RSIは価格変動の上下幅のうち上昇幅が占める割合によって決まります。(図1)にある赤い上下のバンドはそれぞれ70%と30%を示していますが、70%を超えたところが買われ過ぎ、30%を下回ったところが売られ過ぎの水準として認識されます。

図2

EURUSD

図3

EURJPY

図4

USDJPY

図5

GBPUSD

さて、図2~5は、ユーロドル、ユーロ円、ドル円、ポンドドルの主要4通過ペアの確率分布図です。パラメーターを14に設定し、RSIの数値がどの水準にどれだけの割合で推移しているかを算出してみました。これを確認することで、RSIが本当にきちんとその役割を果たしているのかを測定することができます。RSIは、買われ過ぎや売られ過ぎを察知していると主張しているのですから、当然平均回帰性があるはずです。平均回帰性とは、いったん大きく上ぶれ(下ぶれ)した為替相場が平均値へ戻ろうとする性質のことです。平均回帰性があるのであれば、真ん中の50%のあたりを頂点として山型の分布図を描かなくてはなりませんよね。今回提示した主要3通貨ペアでは、それぞれおおよそクリアしているというのがお分かりいただけると思います。この4つ以外の通貨ペアでも、同じ現象が見られるといって良いでしょう。
これらの図を見ると、平均値付近に多く滞在していることが分かりますから、平均値から乖離してきた時には、そう遠くない将来に平均値へ戻っていることが想定できます。つまり、平均値から最も離れていて、非常に少ない割合でしか滞在されない値、つまり70%以上、30%以下のポイントというのは、逆張りの戦略を取るために適していると言って良さそうです。

RSIの活用方法として一般的な、“70%を超えると買われ過ぎだから売り”とか“30%を下回ったら売られ過ぎだから買い”といった逆張りの戦略は、一見すると非常に単純な発想の様にも思えますが、複数の角度からはじき出された精巧な手法であるということが分かります。そうである一方で、その戦略にだけ使うというのは非常に短絡的で無防備であると私は思います。
ということで次回には、有効な活用方法や、初心者の方が陥りやすい落とし穴やだましへの対策について解説して参りたいと思います。

最後に

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この記事を書いた人のプロフィール

maxiwamoto

マックス岩本

日本屈指の安定した成績を誇るトレーダー。また、FXのトレーダーとしてだけではなく、王道のデイトレードを教えるFXのプロコーチとしても活躍中。再現性が高く、初心者でもスムーズに取り組める「王道のデイトレロジック」を教えられる数少ない教育者。

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