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第16回 DMI ~その3~

第16回 DMI ~その3~

この2回に渡って解説して参りましたDMIも、今回が最後になります。

前回の最後にお伝えした通り、今回は段階的なトレード判断での活用方法について解説したいと思います。実戦で活用するために押さえておきたいポイントですので、ぜひお読みください。

ADXでエントリーチャンスを掴む

DMIの概要については、過去2回で解説して参りましたので、概ね把握されているかと思います。また、トレンドの有無や強弱を表すシグナルならではの、トレンドレスな局面におけるダマシについてもお分かりいただけたかと思います。

このダマシについては、実践において非常に気を揉むポイントになります。あえなくロスカットという結末を迎えるポジションが出てきて、嫌気がさしてしまうこともあるかもしれません。

しかしながら、物は使いようというもので、ダマシが頻発することは、悪いことだけではないのです。

前回でもお伝えしましたが、長い持ち合い相場の後には大きなトレンドが現れる傾向がありますから、「極めてトレンドがない」時というのは次のトレンドに向かっている証拠とも言え、ビッグチャンスが目前まで迫っている可能性が高まります。

画像1

USDJPYH4

画像1に引いたライン(緑)は、+DIと-DIとADXの形状から分かる通りトレンドがない局面で、なかでもその後半は、ADXが各DIの下を推移するという最もトレンドがないことを示すものです。この局面において、DIが何度かクロスしていますが、ここはグッとこらえて辛抱すべきです。なぜなら、トレンドの強さを表すADXがDIの下に停滞する、即ちトレンドがないことを示しているからです。

この時間が長ければ長いほど、切り上げた時の反動には期待が持てます。
その為、この様な場面でエントリー判断をするには、
(1)ADXが低迷
(2)±DIとのクロスの確認
(3)ADXがさらに上昇

といった流れが確認されてからのエントリーが的確と言えましょう。

この様に、これひとつで3段階で判断ができるのがDMIの良さだと言えるのは間違いではないのですが、今回の様にADXが長らく低迷し続けるケースは稀です。これが見受けられた時は逃さず捉えたいところなのですが、これだけを追い求めるとエントリーチャンスが著しく低下してしまう為、効率はあまり良くありません。

そのため、ADX・+DI・−DIが25%を下回って推移していれば、良しとして判断するのが妥当かと思います。

DMIでトレンドの終焉を把握する

画像2

GBPUSDH1

エントリーについての段階的な判断についてお分かりいただいたところで、決済判断にも有効な使い方を身につけておくとより良いでしょう。
画像2でのエントリーは、画像1と同じ様にADXが低迷した後にDIをクロス、ADXがさらに強まると同時に-DIがぐっと上昇しているところで、売りポジションを取るというのがセオリーです。

ポジションを取った後はそのトレンドの陰りをいち早く察知し、最善のポイントで手仕舞いたいと考えるのがトレーダーの常ですよね。
その場合はまず、DMIにおいてトレンドの陰りをいち早く察知するADXに注目しましょう。トレンドの強さを測るADXは、低迷期を抜けてトレンドが出ると右肩上がりに強く上昇しますが、そのピークアウトが見受けられたら、トレンドに一旦の陰りが見えたと思って良いです(画像2内の1)。

この時点である程度の値幅が乗っている場合や短期決戦を望む場合は、ここでの退散が有用かと思います。ただ強いトレンドが発生した際には、大きく順行した後に持ち合いを経てもなお継続する場合もありますので、ADXのピークアウトでの手仕舞いが必ずしも最善ではないことは覚えておきましょう。

引き続き利益を追求したい場合はというと、ローソク足の形状や高値の切り上げ、安値の切り下げなどで判断する必要があります。そして、ADXに次いでトレンドの陰りを教えてくれるのは、+DIと-DIのクロス(画像2内の2)であり、それに続くかたちでADXがDIを下回る場面(画像2内の3)がトレンドの終焉を示します。

画像3

DMIトレンド終焉までプロセス

この様に、DMIがトレンドの終焉を知らせてくれる段階を図にしたのが画像3です。
相場局面によっては、図の2と3が逆転することもありますが、DMIでは概ねこの様な流れでトレンドの行方を段階的に察知することができます。

トレンドを段階的に捉えられるということは、それに応じた分割決済でリスクを低減することもでき、調整後にトレンドが順行した場面などでは利益を追求することもできますから、トレーダーとしては非常に重宝することと思います。ぜひ参考にしてトレンドを観察してみてくださいね。

さて、DMIはいかがでしたでしょうか。
日本では他の指標に比べて馴染みが薄いDMIではありますが、トレンドを段階的に捉えることができる為、テクニカル指標に準じた冷静な売買判断がくだせるのではないでしょうか。ついつい、目先のローソク足の値動きに翻弄されてしまうという方は、ぜひ活用してみてはいかがでしょう。

最後に

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この記事を書いた人のプロフィール

maxiwamoto

マックス岩本

日本屈指の安定した成績を誇るトレーダー。また、FXのトレーダーとしてだけではなく、王道のデイトレードを教えるFXのプロコーチとしても活躍中。再現性が高く、初心者でもスムーズに取り組める「王道のデイトレロジック」を教えられる数少ない教育者。

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