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第20回 移動平均線 ~その4~

第20回 移動平均線 ~その4~

トレンドを細分化して把握する為には

前回は、移動平均線分析が広く知れ渡るきっかけともなった、グランビルの法則についてお話しました。
移動平均線を取り上げて4話目となる今回は、さらに踏み込んだ部分について解説していきたいと思います。

なお今回取り上げていくのは「移動平均線の複数本分析」です。

単線でも有用な移動平均線ではありますが、短期と中期または中期と長期など、異なる期間の移動平均線を複数本用いることで、更にマーケットを多面的に捉えることが可能となります。

移動平均線を1本用いた時に分類できるトレンドの種類は、上昇トレンドか下落トレンドかのいずれかしかありません(図1)。

MAとトレンド

良くいえばシンプル、悪くいえば大雑把です。
単に上昇トレンドといっても、急激な上昇トレンドもあれば、穏やかな上昇トレンドもあるからですね。
また、これは下落トレンドにおいても然りです。

その為、欲をいえばトレンドをもう少し細分化して把握したいと考えるのが、トレーダーの心情ではないでしょうか。
そんな心情を汲み取り、役に立ってくれるのが移動平均線の複数本分析です。

とはいえ、本数が増えれば増えた分だけ手法も複雑化するため、ただ闇雲に本数を増やせば良いというものもありません。しっかりと目的を持って表示本数を決定することが大切です。
なお今回は2本線分析として話を進めていきます。

価格と移動平均線の位置関係で分類

それでは、移動平均線2本で分析することで具体的に何が分かるのでしょうか(図2)。

2本の移動平均線

移動平均線を2本用いただけでも、マーケットを6つの局面に分類することが可能となります。順に見ていきましょう。
まず、分かりやすいところで(1)と(4)について触れていきます。

(1)は短期線と中期線を上抜いているため、短期と中期の両観点から上昇トレンドであると認識できる局面です。売買戦略としては、売りは禁物であり積極的に買い場を探っていきたい局面です。
その反対に、明確に下落トレンドであることが確認できるのが(4)の局面です。当然、基本戦略は売りということになります。

それでは、残る(2)(5)、(3)(6)はどう解釈すべきでしょうか。

(2)の局面は短期線の観点からは下落トレンドであるものの、中期線の観点からは上昇トレンドであると認識できます。
つまり、売り方と買い方が拮抗している保ち合い局面であることから、トレンドとしてはニュートラルであると認識すべき局面です。売買戦略としては買いでも売りでもなく、様子見が望ましいでしょう。

(5)についても同様といえます。
今度は短期線の観点からは上昇トレンドであるものの、中期線の観点からは下落トレンドです。いずれにしても、方向性一致は確認されておりませんので、こちらもニュートラルであり、方向性がはっきりするまでは様子見が得策といえます。

トレンドの信憑性を把握する基準になる

それでは最後に(3)(6)の局面です。
まず(3)は、短期線と中期線を共に下抜いているという点では(4)と同様に下落トレンドであると認識できます。

しかし、2本の移動平均線の並びに注目すると若干異なることがお分かりいただけると思います。
(4)の価格と移動平均線の位置関係は、下から順に価格→短期→中期であったのに対して、(3)は価格→中期→短期という順番です。

2本の移動平均線のクロスを持って「トレンド確定」とするならば、(4)は明確な下落トレンドであるのに対して、(3)は潜在的な下落トレンドと認識すべき局面です。
その分類こそ下落トレンドであるということで同じではありますが、トレンドの信憑性や、トレンドの若さという点では若干の違いがあります。

しかしながら、売買戦略としてはどちらも売り場を探っていくのが望ましい局面であることに違いはありません。そして、最後の(6)は(3)の反対になりますので、潜在的な上昇トレンドの局面であり、基本戦略は買いということになります。

いかがでしょうか。
単線ではなく、複数本でマーケットを見通すことによって、トレンドを細分化することができるほか、トレンドの信憑性の有無も把握することができます。

ドル円4時間チャート

図3では、(1)から(6)まで全ての分類が確認できます。
価格、短期、長期の3種類を用いて解説したとはいえ、実戦ではそれぞれの距離感が異なり、慣れないうちは局面を分類するにも手こずったり間違えたりすることもあるかもしれませんが、こればかりは慣れが必要。
どうぞ根気強く、焦らず、そして冷静に判断し、トレードに活用していただければ何よりです。

次号で移動平均線の解説を完結します。
複数本分析ならではの活用方法や実戦での注意点をお伝えしますので、ぜひお読みくださいね。

最後にあなたへのメッセージ

今回の内容はいかがでしょうか。

投資で成功するためには、日々の継続学習が重要であることはいうまでもありません。
継続して学習することによって、投資家としての視野が広がり、あなたの確かなトレードスキルも確立されていくのです。

この点は、クロスリテイリングさんでもこれまでお伝えしていることですね。
私自身、そうしたクロスリテイリングさんの掲げる理念や目標と共感していると感じたからこそ、こうして記事を掲載させてもらっています。

ぜひ日頃のFXの学習を積み重ねるひとつとして、私の記事もあなたの糧となれば幸いです。

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この記事を書いた人のプロフィール

maxiwamoto

マックス岩本

日本屈指の安定した成績を誇るトレーダー。また、FXのトレーダーとしてだけではなく、王道のデイトレードを教えるFXのプロコーチとしても活躍中。再現性が高く、初心者でもスムーズに取り組める「王道のデイトレロジック」を教えられる数少ない教育者。

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