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第21回 移動平均線 ~その5~

第21回 移動平均線 ~その5~

一定期間の終値を平均化し、線で結び価格変動を簡易的にとらえた移動平均線。
これは単線でも有用ですが、期間の異なる移動平均線を複数本表示することで、さらにトレンドを細分化することが可能となります。

前回は、移動平均線の2本線分析を紹介し、トレンドを6つに分類することで、トレンドを段階的に捉えることを推奨しました。

5話目となる今回は「移動平均線の3本線分析」について解説していきたいと思います。

移動平均線の3本線分析

それでは、はじめに問題です。
期間の異なる移動平均線3本と価格の位置関係からトレンドを分類すると、全部でいくつに分類できるでしょうか。

答えは24分類です。
移動平均線をわずか1本追加しただけでも、6分類から更に細分化することが可能なのです。

しかし、今回はトレンドを24に分けて売買タイミングや決済タイミングを捉えよう、といったお話をするつもりはありません。

トレンドをさらに細分化すること自体は実に結構なことですが、あまりにも細かく分け過ぎたら、シンプルでわかりやすい移動平均線分析の利点が損なわれてしまいます。
その結果、実践で活かすことが難しくなってしまいますよね。

その為、今回は少し異なる視点で3本線分析の実践的な活用方法についてお話していきたいと思います。

まず、3本線分析における一般的なパラメーターは図1です。

図1

移動平均線のパラメーター

時間軸に関係なく、短期−中期−長期を5−25−75、もしくは25−75−200ととるのがお馴染みではないでしょうか。

前者はトレンドに敏感に反応し、後者はやや鈍感に反応する組み合わせになります。
何にしても、大事なことは組み合わせの良し悪しではなく、移動平均線の遅行性をしっかりと理解し、あなたがマーケットから何を知りたいかを明確にしてパラメーターを採用することです。

それでは続いて、3本線分析におけるトレンドの転換局面に焦点をあてていきたいと思います【図2を参照】。

図2

3本の移動平均線

一定期間、下落トレンドが続いたのちに価格が下げ止まって上昇に転じると、短期線がいち早く上昇に転じます。
そして、次の段階では短期線が中期線を上抜けるゴールデンクロス(GC)が確認され、移動平均線の並び順は上から順に【長期>中期>短期】から、【長期>短期>中期】へと変化します。

なお、これは短期線と中期線のGCということで典型的な買いシグナルではありますが、未だ長期的なトレンドは下落トレンドを示唆する局面です。

そして、更に上昇トレンドが継続すると、今度は短期線が長期線を上抜ける局面が訪れ、各線の並びは【短期>長期>中期】へと変化し、本格的な上昇局面へと移行します。
やがて価格の上昇に伴って中期線と長期線がGCすると、並びは【短期>中期>長期】へと変わり上昇トレンドが完成するのです【図2の(1)】。

短期線と中期線、短期線と長期線、中期線と長期線のGCはどれもトレンド転換による買いシグナルという点では変わりはありません。しかし、そのタイミングやトレンドの信憑性には違いがあるため、それぞれ分けて考え、精査して採用することが大切です。
因みに(4)は、(1)の反対の下落トレンドの完成局面です。

次に(2)の局面です。
こちらも各線が上から順に【短期>中期>長期】という並びとなり、上昇トレンドが完成したという点では、(1)と変わりはありません。

しかし、それ以前の中期線と長期線の位置に、大きな違いがあるのにお気づきでしょうか。
長期的な視点に立つと、短期線が中期線を上抜ける前から上昇トレンドであることが確認できます。つまり、これは一定期間にわたって上昇トレンドが続いたのちに、短期的に調整局面が訪れ、再び上昇トレンドに回帰した局面であるということです。

底値圏というよりは、上昇トレンドの中盤以降で確認されるトレンド転換シグナルになりますのでぜひ覚えておいてください。
そして、(5)は(2)の反対の下落トレンドの局面です。

続いて(3)の局面です。
これは各線が交わることなく水準を切り上げ続けています。
各線の並びは上から順に【短期>中期>長期】という順番で、短期線・中期線・長期線とどの視点で見ても上昇トレンドであることが確認できるため、上昇トレンドの信憑性が高い局面です。

このままトレンドが継続し続けるのであれば、この並びが変化することはなく、むしろトレンドが強くなればなるほど各線の間隔は拡大していきますので、その間隔にも注目してください。

図2の6種類が、実際に確認できたのが図3になります。実践の参考にしていただければ何よりです。

図3

MAチャート画面

いかがでしょうか。

今回までの5話で、移動平均線はシンプルでありながらパラメーターの設定や組み合わせ方によって全く異なることを教えてくれる、変幻自在な指標だということがお分かりいただけたでしょうか。

じっくりと吟味して、あなたのトレード手法やスタイルに合った方法を見出してくださいね。

最後にあなたへのメッセージ

今回の内容はいかがでしょうか。

投資で成功するためには、日々の継続学習が重要であることはいうまでもありません。
継続して学習することによって、投資家としての視野が広がり、あなたの確かなトレードスキルも確立されていくのです。

この点は、クロスリテイリングさんでもこれまでお伝えしていることですね。
私自身、そうしたクロスリテイリングさんの掲げる理念や目標と共感していると感じたからこそ、こうして記事を掲載させてもらっています。

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この記事を書いた人のプロフィール

maxiwamoto

マックス岩本

日本屈指の安定した成績を誇るトレーダー。また、FXのトレーダーとしてだけではなく、王道のデイトレードを教えるFXのプロコーチとしても活躍中。再現性が高く、初心者でもスムーズに取り組める「王道のデイトレロジック」を教えられる数少ない教育者。

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