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第25回 MACD ~その5~

第25回 MACD ~その5~

これまでMACDの基礎から応用、各シグナルの長所や短所に加えて、オシレーター系指標ではお馴染みのダイバージェンスについて解説してきました。

いよいよMACDも最終話です。
5話目となる今回は、MACDのダブル使いについて解説してまいります。

MACDに限らずテクニカル指標を活用する際には、必ずパラメーターを選定する必要があります。

この値をいくつにするかで、その指標が示唆することや売買タイミングが大きく変わるため、決して安易に決めることはできません。
むしろ、どのインジケーターを用いるかと同じくらい重要な要素がこのパラメーターの選定です。

ちなみに、MACDでは開発者のジェラルド・アペル氏が推奨する12(短期EMA)、26(中期EMA)、9(シグナル線)の値が一般的ですが、同氏がより短期的な組み合わせの6・19や、長期的な組み合わせの19・39を推奨していることはあまり知られておりません。

上記3種類のパラメーターにおける売買シグナルの違いはチャート(1)の通りです。

チャート1

MACDのパラーメーター比較

期間の短い組み合わせほど売買シグナルの出るタイミングが早く、その数も増え、期間の長い組み合わせほど売買シグナルの出るタイミングが遅く、その数は少なくなるといった特徴があります。

そのため、パラメーターを選定する際にはこの特徴を踏まえて検討するのがポイントです。

具体的には、1度のトレードにおける利幅は小さくとも、多くの売買回数を求めるのであれば短期的な値を採用し、売買回数は少なくとも一度に大きな利幅を狙いたいのであれば長期的な値を採用するといった具合です。

ただし、短期的な値には売買回数が多い分だけダマシが増え、長期的な値には売買タイミングが遅くなるといった特徴があることも決して忘れてはなりません。

メリットだけでなく、デメリットも理解したうえで自身のトレードスタイルに合ったものをチョイスするのがMACDを使いこなす秘訣です。

2種類の値を組み合わせる、MACDのダブル使い

それでは次に、MACDのダブル使いの手法について解説します。

異なるインジケーターの組み合わせは、テクニカル分析が普及した今では当たり前になりましたが、同じインジケーターのダブル使いはやや斬新に映るのではないでしょうか。

今回は多くのトレーダーにとっての悩みの種でもある「利小損大」、「エントリーの躊躇」といった2つの難題を克服すべく2種類の手法を紹介します。

チャート(2)はMACDを異なるパラメーターで2つ表示したユーロドルの15分足チャートです。

チャート2

ユーロドル15分足

上段は一般的な値(12・26)の半分をとった6・13(短期MACD)の組み合わせ、下段はその倍の値をとった24・52(長期MACD)の組み合わせになります。

短期と長期のパラメーターを採用することのメリット及びデメリットは前述の通りです。

その上で具体的な活用方法は、チャート内(1)の早いシグナルを対象にエントリーを行い、(4)の遅いシグナルで手仕まうというものです。

短期MACDの売買シグナル(1)を採用することで、トレンドが継続した際にはその分だけ大きな利幅をものにできるほか、仮に損切りになったとしても長期MACD(2)のシグナルに比べて損失を小さく留めることができます。

決済判断は、(3)の場面で短期MACDからトレンド転換シグナルが確認されているものの、長期MACDを視野に入れることでトレンド継続性が確認できるため、利大の追求が可能となります。

強いトレンド相場で真価を発揮するこの手法は、早いシグナルを採用する分だけダマシに対する対策は必要となるものの、利大の追求が苦手という方や1度のトレードで大きな利幅をものにしたいという方にお勧めの手法です。

さて次に、チャート(3)をご覧ください。

チャート3

ドル円30分足

こちらはドル円の30分足チャートに異なる期間のMACDを2つ表示したものです。

上段は先程と同じく6・13(短期MACD)の組み合わせ、下段は12・26(中期MACD)と最もポピュラーな値を採用しました。

2つ目の手法は、先ほどは異なり(1)を見送り(2)のタイミングでエントリーするというものです。

短期MACDのシグナル(1)でトレンドの転換を確認しつつ、中期MACD(2)のタイミングでエントリーすることで許容損失幅こそ若干大きくなるものの、(1)に比べて信憑性の高い局面を対象にトレードすることができます。

決済判断は、先ほどと同様に大きな利幅を追求する(4)がお勧めです。

もちろん、それ以前に十分な利幅が乗っているのであれば(3)のタイミングで決済するのも結構です。

複数回連続で損失を被った後のトレードでは、例えエントリーのタイミングが訪れても躊躇してしまうという方が少ないと思いますが、あえて1テンポ遅らせ信憑性を高めるこの手法は、売買判断に自信が持てない、エントリーに躊躇してしまうという方にお勧めの手法になります。

同じMACDでも、異なるパラメーターを用いてダブル使いをすることで、裁量判断の幅が広がり、さらにマーケットを多面的に捉えることが可能となります。

性格の異なるインジケーターの組み合わせが難しいと感じる方は、シンプルに同じインジケーターのダブル使いをすることで新たな発見があるかもしれません。

最後にあなたへのメッセージ

今回の内容はいかがでしょうか。

投資で成功するためには、日々の継続学習が重要であることはいうまでもありません。
継続して学習することによって、投資家としての視野が広がり、あなたの確かなトレードスキルも確立されていくのです。

この点は、クロスリテイリングさんでもこれまでお伝えしていることですね。
私自身、そうしたクロスリテイリングさんの掲げる理念や目標と共感していると感じたからこそ、こうして記事を掲載させてもらっています。

ぜひ日頃のFXの学習を積み重ねるひとつとして、私の記事もあなたの糧となれば幸いです。

さらに私は現在「1秒スキャルFX 無料オンラインレッスン」というコンテンツでも、講師を務めさせていただいています。

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1秒スキャルFX

この記事を書いた人のプロフィール

maxiwamoto

マックス岩本

日本屈指の安定した成績を誇るトレーダー。また、FXのトレーダーとしてだけではなく、王道のデイトレードを教えるFXのプロコーチとしても活躍中。再現性が高く、初心者でもスムーズに取り組める「王道のデイトレロジック」を教えられる数少ない教育者。

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