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「頭と尻尾はくれてやれ」をチャートで考える

「頭と尻尾はくれてやれ」をチャートで考える

こんにちは、須藤です。

相場の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」というものがあります。
感覚的に捉えると、「利が乗った時も、あまり欲張らずにほどほどが得策ですよ」くらいの感じかなと思うのですが、これをチャートで具体的に可視化できないものでしょうか。

結論から申し上げると、もっと具体的な“絵”を念頭に語られた言葉だと思います。
違う言い方をすると「頭と尻尾、また腹の部分とはチャート(当時は罫線)でいうどこのことなのか」は明確に示すことができるという意味です。

参考のため、下記のチャートをご覧ください。

相場の頭と尻尾、腹の部分

画面中央の上昇ですが、願望というか後付けの理想は下の青線から上の青線まで取ることです。
この格言では、それが可能か不可能かを議論するのではなく、こんなに端から端(つまり青線から青線)まで狙わなくて良いですよと言っているのだと思います。

現代ではダウ理論を理解されている方であれば難しい話ではなく、要は図でいう赤枠の部分が頭と尻尾(始まりが頭で、終わりが尻尾)に相当するのでしょう。一方、「取るべき腹の部分」が緑の円で囲んだ部分になりますね。

「江戸時代にダウ理論は無いじゃないか」という指摘がありそうですが、その心配は無いようです。
表現こそ違いますが、先人たちも相通じる相場の捉え方をしていたようで、たとえば保ち合いのことを「通い」、トレンドのことを「走り」「運び」等と呼んでいたとのことですし、高値安値の関係を追って現状の傾向を分析する体系は明らかに存在していました。

ということは、「どこを狙うのが確実なのか」という意識も存在していたと考えることができますので、そのことが「頭と尻尾はくれてやれ」という格言に表現されていたのだと須藤は思います。
特に当時は日足の世界ですので、今以上に待ちの姿勢、頃合いを見計らう忍耐が求められたでしょう。

このような感じで「頭と尻尾はくれてやれ」とは、単に足るを知るといった情緒的な認識から出たものというよりは、もっと具体的な罫線分析から語られた言葉なのかなと感じている次第です。

今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました^^

最後にあなたへのメッセージ

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この記事を書いた人のプロフィール

sudoh

須藤一寿

相場の本質を徹底的に研究をし、インジケーターを一切使わず、ローソク足の4つのパターンだけで、驚くほどの利益を上げる伝説のトレーダー。約100年前のはるか昔から、現在、そして未来に向けて使い続けられる手法ということでその噂が広まり、彼のもとには教えを請うトレーダーが後を絶たない。

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