今回は、FXトレードする上で重要となる世界の季節の変化による取引時間についてみていきます。
第4回となる今回は、
・サマータイム時間ってなに?
・サマータイム時期の世界市場の取引時間を知りたい?
・サマータイム時期のトレードする際の注意点はあるの?
この3つの質問についてお答えいたします。
以前の記事でもお伝えしましましたが、FXトレードは24時間いつでも取引が可能です。
これは、世界中色々な市場間で取引が行われているためです。
各市場間の時間帯によって相場の動きが変動するので取引時間を考えながらトレードする必要性があるということをお伝えいたしました。
ですが、季節によって、それぞれの国の証券会社の取引時間が異なるというのをご存じでしょうか。
FX初心者の方には、あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、FXには、サマータイムというものがあります。
サマータイムは、ある時期によって通常より市場の取引時間が早まります。
今回のテーマ、サマータイムのことを詳しく知る事で、取引時間によって発生する相場の影響などに左右されることがないように事前に準備しておくことができます。
世界の動きや取引時間について詳しく把握しておくことはトレードするうえではとても重要となる内容なので、ぜひこの機会に覚えてみてくださいね。
では早速、「サマータイム」についてご紹介します。
サマータイム(夏時間)とは何ですか?
今回のテーマ「サマータイム(夏時間)」、日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、実は海外では、ごく当たり前になっている取り組みです。
まず、サマータイムの意味から見てみましょう。
サマータイムって何のことですか?
サマータイムとは、1年のうちに夏を中心とする時期に太陽が出ている時間帯を有効に利用するための取り組みのことで、標準時間を1時間早める時刻のことです。
このサマータイムですが、アメリカでは、「デイライトセービングタイム」とも呼ばれています。
とうし科!!事務局
どこの国で行っているんですか?
緯度が高い場所で、夏の照射時間が長くなる欧米の国々などで導入されているんです。
日本では、あまり馴染みのないものですが、アメリカでは、春から秋にかけて昼間の時間が長くなり、仕事の余暇の促進や、照明用エネルギーの節約を目的とした取り組みで、このサマータイムという制度が導入されています。
日本をはじめ、照射時間にあまり影響がない国では、
サマータイムを導入していないことがあります。
実施している国と、実施していない国をあらかじめ確認しておく必要がありますね。
とうし科!!事務局
サマータイムのことは、なんとなく理解できました!
実際にサマータイムがあることで、FXトレードでの影響ってありますか?
そうですね。1番は、取引時間が変更となることです。
まず、サマータイム制度があることで、それに関わる国の生活が1時間早まるので、これに伴いFXの市場間取引時間も早まります。
とうし科!!事務局
夏時間の市場時間のまとめ
・サマータイムがある国の標準時間=1時間だけ早まる
・アメリカを中心に他の国でも実施している
サマータイム時期による世界の取引時間
では、サマータイムについて概要をご理解いただけたと思いますので続いての質問です。
サマータイムがあることで取引時間が早まることをお伝えいたしましが、その取引時間はその国々によって違いがあります。
この時間帯の関係性を知る事が有効なトレードへの近道となりますので、見てみましょう。
サマータイムがあることで、取引時間が変更することはわかりました。
世界取引時間は1時間だけ早まると考えればいいのですか?
基本は、1時間早まりますが、国々よって異なります。
アメリカは、
3月の第2日曜日~11月の第1日曜日までをサマータイムにしています。
ヨーロッパは、
3月の最終日曜日~10月の最終日曜日
オーストラリアは、
南半球なので、北半球が冬の期間(10月第1日曜日~4月第1日曜日)にサマータイムが採用されいます。
また、その他の国についても違いがあったり、地域によっても微妙に違いがあるので、自分が取引する国の取引時間を事前に調べてみることをオススメします。
とうし科!!事務局
夏時間市場時間のまとめ
・国ごとにサマータイムの市場時間が異なるので注意
トレードする際の注意点はあるの?
続いての質問です。
サマータイム導入している国が存在することで、市場取引時間が早まることをお伝えいたしましたが、実際にどのような影響があるのか、どれのような部分に注意しておくべきなのかを詳しくご紹介いたします。
取引時間が変更することで、我々は何をどのように注意すればいいのか教えてください。
取引時間が変わるということは、取引高も変わってきます。
ボラティリティが大きくなる時間帯も変わりますので、気を付けてトレードをする必要があります。
あと、もう1つ、サマータイムがあることで、アメリカの指標発表の時間も1時間前倒しになるということです。
たとえば、世界的に注目度の高いアメリカ雇用統計は、毎月、日本時間夜10時半頃に発表されますが、サマータイムにおいては日本時間夜9時半頃となります。つまり、サマータイムの期間中は、日本の時計ではいつもより1時間早めに発表されるので要注意なんです。
また、証券会社の受付時間・取引時間などが変更することがあったり、システムメンテナンス等が発生する場合もあります。
各市場のクローズ時間と合わせて、自分が取引する国のサマータイムについて確認しておきましょう。
とうし科!!事務局
サマータイムの注意点のまとめ
・経済指標発表時間に注意する
・証券会社によっては、受付時間・取引時間など変更することがある
最後に
今回の内容は、いかがでしたでしょうか。
世界の取引時間を把握しておくことは、自分に有利なトレードにつながり、プロのトレーダーと同じ視点で相場をみることができるキッカケになります。
サマータイム期間の取引時間の重要性から、日本以外の世界の動きを知ることを少しずつ学んでみてください。
投資は情報量が勝負を左右することがあります。
ぜひあなたが気になったことは、自ら進んで調べ、情報収集を怠らずにしていきましょう。
「知らなかった」ということがないように、あなたのトレードのスキルを日々磨いていきましょうね。
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